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あー夏休み [アキレス腱断裂]

少し早いめの夏休みをとり、5日間のバカンスに行っておりました。
今回のバカンスの行き先は・・・、バカンスのオプションは・・・。


6月17日、仕事帰りに駅のエスカレーターで一段上がった瞬間、左足がガクッとなって激痛と共に歩けなくなって、痛みは丸一日でほぼ消えても数日経ってもカクンカクンとしか歩けず、爪先立ちなんてまったくできず、走るなんてE難度の大技。整形外科を受診した3日後の6月23日にそこの整形外科で紹介された病院でアキレス腱断裂との診断を改めて受け、「手術をしないで治す」という選択肢もあったが、「手術をせずにギプス固定だけの保存的治療は再断裂の恐れがあるのと、ギプス固定の期間が長くなる」とのことでベッドと手術室の空き具合で6月26日に手術を受ける決心をした。
「無事是名馬」と言うものの、やはりスポーツをする上では怪我はつきもので、一流のアスリートの怪我は練習中、競技中がほとんどなのに対して、へなちょこランナーのわたくしの怪我の仕方は何とまあマヌケなことか!
アキレス腱とは、いとも簡単なことで断裂するもんですわ。

6月25日(水)~入院1日目
『修学旅行のしおり』と同じく『入院のしおり』ってのがあって、「入院当日は9時半から10時の間にお越し下さい。持ち物は○○、△△、□□。消灯は9時半。面会時間は8時まで。おこづかいは持ち過ぎない。患者同士で枕投げはしない」などなど書いてあって、前もって準備することが多いもんですなぁ。
ただ、修学旅行のようにウキウキすることなく、重い足取りで病院に行きましたなぁ。
入院1日目はあれやこれやと行事が多く、病棟内の説明を受け、手術担当の整形の医師、麻酔の看護師さん、麻酔担当の医師、美人看護師さんが立ち替わりいろんな説明にやって来るんですなぁ。
美人看護師さんがいることが地獄で仏か?
美人看護師さんからの手術当日から術後の流れの説明に思わず「手術が終わった夜はスイーツ食べてもよろしいか?」とアホな質問をしてみたり、「食べられない物はありますか?」と聞かれ、アレルギーが出る食べ物を聞いてきたのだろうけど、真剣に「マヨネーズが嫌い」と答えてしまったり、「足はいかがですか?」と聞かれたので「2本あります」と封印していたオヤジギャグまで炸裂。
手術担当の医師からは「走れるようになるのは半年後」と言われ、思った以上に復帰に時間がかかることに落胆したような、心のどこかで「しばらく走らなくてよいのかぁ」とホッとしたような複雑な気持ちの手術前日だった。
何事もなく一日が終わればただのバカンス。そういう訳にはいかない今回のバカンスの最大のオプションは入院2日目の手術。沖縄旅行に例えれば、スキューバダイビング。北海道旅行のススキノ巡りか?
菊水山
病棟から見える菊水山

神戸空港に降りる飛行機
ベッドで寝そべりながら神戸空港に降りてくる飛行機が見えた

6月26日(木)~入院2日目
手術当日は13時からの手術に手術室まで歩いて行き、手術着に着替えていよいよ手術室に入り手術台に上がろうという時になって、まな板の上の鯉になると決めても足がすくんで上がれない。まるで絞首刑になる死刑囚のように。
仕方なく上がった手術台でまずエビのように丸くなって腰痛麻酔をされると後はされるがまま。すると、すぐさま足腰が熱くなってあっという間に腰から下がだるくなり次第に感覚も消えていくと下半身、しかも大事なナニに何やら作業をしている。ナニをつかんで尿道に管を入れているのだ!そして、お好み焼きをひっくり返すがごとく体は腹臥位(腹ばい)に。
いよいよソースをかけられて青のりをかけてコテで切ってハフハフしようという直前の一通りの準備が終わると、麻酔担当の医師が「手術はウトウトしながらがいいですか?」と聞いてきたので「もちろん。五円玉の催眠術でお願いします。痛いのも、こないだ女の子にふられたことも何もかも忘れさせて下さい」と答えたので「あ、ごめんね。先週までは五円玉でやってたんだけど」といつの間にか催眠術にかけられ、2回程顔の向きを変えて気がつけば足元でゴソゴソ。「今、手術が始まったのですか?」と聞いたら「まもなく終わりますよ」とあっという間の2時間だった。
手術後、数時間が経過した夜に麻酔がきれはじめると、「オシッコちびりそうなくらい痛い」(オシッコちびてるやんか)とオヤジギャグを言い、恥ずかしながら美人看護師さんの前でオシッコの管をつながれたままのナニがポロっと出たままのあらわもない姿で座薬も入れてもらったが、痛みは軽減されず翌朝まで一睡もできずじまいだった。
ギプス固定は2週間
術後のベッド上で

6月27日(金)~入院3日目
手術後の翌朝、大事なナニからサルの尻尾のようにぶら下がっているオシッコの管を抜いてもらうだけで気分は軽く、「松葉杖で体重を1/4だけかけて歩いてもよい」とのことで歩いてみたら痛くて満足に歩けず、つい先日までマラソンしていたのがウソのようだった。走れないどころかまったく歩けない自分に腹が立つやら情けないやら・・・。走っていたつい10日程前が何十年も前の遠い昔話のように懐かしい。
下半身はモロ出し中
手術から一晩明けてベッド上でまだ動けずで下半身はあらわもない姿

晴れて自由の身に
オシッコの管をナニから抜いてもらって晴れて自由の身になった直後

6月28日(土)~入院4日目
術後から2日も経つとさすがに痛みも我慢できる程度になり、松葉杖をついて歩く時間を増やしてみると、歩きすぎて手にマメができた。歩きすぎたといっても合計1時間にもならないだろうが、手にできたこのマメがつぶれて固まらない限りは一流とは言えないだろう。

6月29日(日)~入院5日目
退院。まだまだ途上。完全復活の道は険し!


タグ:アキレス腱
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コメント 4

BMTみんちゃん

先生、大丈夫でっか?
えらいことでしたねえ!
今やったらマラソン勝負できますわぁ(笑)
by BMTみんちゃん (2008-06-30 23:24) 

いちろー

マジで走り方がわからなくなりました。
松葉杖ならいけるので、松葉杖部門で行きまっせぇ!
by いちろー (2008-07-01 06:12) 

元気マン

怪我は走って治せは迷信でしたね。「怪我は彼女を作って治せ!」に訂正でーす
by 元気マン (2008-07-05 00:16) 

いちろー

その通りです。『元気マン語録』に追加しておきます。
ほな、私は怪我ばかりしなければ。
by いちろー (2008-07-05 06:12) 

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