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男山千姫天満宮 [老人ホーム]

4月に102才で他界した祖母は大腿骨骨折し、病院に入院し手術、老人ホームに入所する91才まで押絵の先生をしていました。


今から30年ほど前、祖母が70才過ぎの時。
姫路市から「姫路出身のファッションデザイナー高田賢三さんが主催の姫路出身の若手のデザイナーのコンテストを行うのに徳川家康の孫、千姫が家康の家臣本多忠刻に嫁入りした時に姫路に持って来た6枚の羽子板のレプリカの押絵を副賞として贈呈したいので作ってほしい」と依頼を受け、羽子板の押絵を3つ作りました。

製作前に祖母が現物の羽子板(現在は別の所に保管)を見るために当時展示されていた姫路城天守閣まで上がったことを「あの時はお城まで上がってしんどかった」と何度も言っていたこと、製作時にたくさんのお弟子さんが関わって手伝ってもらい、苦労していたことを思い出します。

祖母が作った姫路市に納められた羽子板の押絵の一つが姫路城そば、男山の中腹にある千姫天満宮に納められていると知り、今日はそれを見に行きました。
千姫天満宮は羽子板の絵馬が有名だそうです。
私は羽子板の絵馬よりも、現物の千姫の羽子板よりも、祖母が作った羽子板の押絵にしか興味がありません。

階段を1分ほど登ると千姫天満宮にたどり着きました。
小さな建物ですから宮司も管理する人もおらずで閉まっていて、ガラス戸の格子越しからしか祖母の作った羽子板の押絵は見えませんが、私はそれだけで満足。

すぐさま帰路につき、回り道をして男山山上まで足を延ばし、道路まで一直線の長い階段を下りると、神社の役員の方がたまたまおられたので羽子板の押絵の話をしたら「開けますから見て行って下さい」と再び千姫天満宮まで上がって直接見せてもらいました。
30年前の祖母の姿が蘇ってくる素敵なひとときでした。
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