誕生日

仕事の帰り、ミスタードーナツを持って老人ホームに入所しているおばあちゃん(９４才)のお見舞いに寄りました。
「明日、１１月２日は何の日？」と聞くと、しばらく考えこんで「天皇誕生日？」と答えました。
確かに翌１１月３日は昔は明治天皇の誕生日で、今は文化の日ですが、再びしばらく考え「あんたの誕生日。確か１１月生まれやったから」と言ってくれました。
正解。

「じゃ、何歳になったと思う？」と聞いてみたところ、しばらく考え込むのかと思いきや「４４か４５？」と即答でした。
どこからその答えを導いたのかわかりませんが、正解。
「じゃ、おばあちゃんは何歳？」と聞いたところ「４５・・・の訳ないし・・・」と答えは出ず終い。
「９４才」と教えてよかったのか、悪かったのか「へぇ。大方百歳近いんやね。えらい歳いったねぇ」と少しショックだったようです。
「ところで、明日、僕の誕生日やねん」と再び言ってみたところ「へぇー」と。
残念ですが、少しずつ認知症は進んでいます。

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