セット

仕事の帰り道、伊勢屋本店の千姫スイーツを持って老人ホームに入所しているおばあちゃん(９４才)のお見舞いに寄りました。
おばあちゃんの顔を見るまでドキドキすることが二つあります。
一つは「風邪をひいてないか？」ということ。
もう一つは「私の名前を忘れてないか？」ということ。
緩やかとはいえ少しずつ認知症が進んでいるので、せめて私の名前だけでも忘れないでいて欲しいのが私の願いです。
今日も「誰かと思ったらはたゆうぞうという人や」と覚えていてくれました。
さすがに３人の娘と１人の息子の名前は忘れはしないものの、孫８人のうち、遠方に住む孫、年に１、２回しか来ない孫の名前は出てきません。
ましてやひ孫が何人いるのかなんてわかりません。
それでも私の名前だけは一番に覚えていてくれてありがたい限りです。
さほど顔を見せない私の弟の名前も次男ゆえの役得でしょうか、私の名前とセットでついでに出てきます。
「元ちゃん、元気してる？落第してない？」と。

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