ペパーミント

仕事の途中、老人ホームに入所しているおばあちゃん(98才)のお見舞いに寄りました。

おばあちゃんは完全に寝たきり状態になり、誤嚥を起こすのでご飯時は職員さんが食べさせてくれ、今までのようにお菓子を持って行って食べさせられなくなりました。
喋っても弱々しい声で、今までのように他愛もない話をする元気もありません。
目を開けているだけでもしんどく、｢あんたが来るのだけが楽しみ｣と言うのがやっとで、食べる楽しみ、見る楽しみもないただ寝たきり状態なので、ペパーミントのアロマのエッセンシャルオイルの香りを嗅がせました。
「悪くないねぇ。いい匂い。どこかに行きたくなる匂い」と弱々しく答えてくれました。
そういえば、昔、おばあちゃんとよくデパートに行っては何でも買ってくれたことを思い出しました。

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